f_mount

論理ドライブのワーク・エリアを登録・抹消します。

FRESULT f_mount (
  BYTE  Drive,               /* 論理ドライブ番号 */
  FATFS*  FileSystemObject   /* ワーク・エリアへのポインタ */
);

引数

Drive
論理ドライブ番号(0-9)。
FileSystemObject
登録するワーク・エリア(ファイル・システム・オブジェクト)へのポインタ。

戻り値

FR_OK, FR_INVALID_DRIVE

解説

FatFsモジュールではそれぞれの論理ドライブにファイル・システム・オブジェクトというワーク・エリアが必要です。この関数は論理ドライブにそのワーク・エリアを登録したり抹消したりします。何らかのファイル関数を使用する前にこの関数でその論理ドライブのワーク・エリアを与えておかなければなりません。FileSystemObjectにヌル・ポインタを指定するとその論理ドライブのワーク・エリアの登録は抹消され、登録されていたワーク・エリアは破棄できます。操作対象のドライブに対して開かれているファイルやディレクトリがあった場合、それらは全て無効になります。

この関数は、ドライブの状態に関わらず常に成功します。関数内では下位レイヤ(物理ドライブ)へのアクセスは発生せず、ワーク・エリアを初期化して内部配列にそのアドレスを登録するだけです。実際のマウント動作は、この関数の実行またはメディア交換発生の後、最初のファイル・アクセスのときに行われます。

対応情報

全ての構成で使用可能です。

参照

FATFS

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